オプシーボが医療費を圧迫?!

2016年6月20日 23:05
オプジーボは新タイプの抗ガン剤で人間が持つ異物を排除する能力を
高める働きがあります。
メラノーマや非小細胞肺ガンなどに効果があるとされています。
末期患者のがんでもこのオプジーボを投与することで、ガン細胞が
消えたという事例もあるほどです。

問題はこのオプジーボの薬価が異常に高いことで、
100ミリグラムあたり約73万円もします。
1回の投与で数十万円もかかってしまうのは、もはや治療できる患者が
限られてしまう問題もはらんでいます。

高額医療の対象となるので、実際に患者が払う金額は薬価よりも
低い価格となりますが、そうなると差額を補てんするのが税金となります。
仮に3万人の非小細胞肺ガンの患者全員が1年にわたってオプジーボを投与すると、
1兆5千億円もの税金による負担が増えるとされています。

ただ、この数字は極端な例を挙げていて、効果がない人も使用した場合と
なっているなど実際にはあり得ない数字での計算結果となっています。
しかしながら、オプジーボの薬価が高いことには変わりがなく、
医療費増額の要因になりかねません。

おそらく薬価そのものの見直しが行われるのではないかと言われていますし、
計算上で言われるほどの投薬患者は出てこないとも考えられています。
いずれにしてもオプジーボは画期的な抗がん剤なので、これにより
助かる命が増えるのは間違いありません。
財政を圧迫するという問題は日本だけでなく欧米でも発生していて、
薬価の高騰はグローバルな問題になりつつあります。
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