痴呆予防目的で健常者を対象に治験登録開始

2016年7月14日 23:06
国立精神・神経医療研究センターが40歳以上の健常者を対象にして、
痴呆予防を目的とした治験案内も兼ねた会員制サイトを発表しました。
名前は「IROOP(アイループ)」といい、初年度だけで8000人の
登録を見込んでいるようです。

認知症患者は年々増加していて、2025年には今の1.5倍になる
700万人が罹患すると推定されています。
対象を健常者にしているのは、認知症の進行具合が健常者から
軽度の認知障害を経た形になることが多いからです。
欧米ではすでに同様のシステムが機能しており、認知症の研究開発に
役立てているということですから、日本でも今後の活動に期待できそうです。

サイトに会員登録すると半年ごとにアンケートを受けて、
生活習慣の推移と記憶力に関する因果関係などを追跡します。
登録対象は国内に住んでいて、40歳以上の健康な日本国民です。
記憶力のチェックを最初に受けることになり、その結果は翌日確認できます。
認知症は他人事ではありません、もしかして自分にも?!と心配な人は
健康な状態のうちに会員登録することで症状を発見できるかもしれません。

無料で登録できるというのは凄いメリットだと思います。
今後は治験の案内もするということなので、治験に興味がある人も
是非登録するとよいでしょう。
今後、認知症以外にもこのような追跡型の会員登録システムは
登場してくると考えられます。
高齢化社会がより進んでいく日本において、このような参加型サイトは
非常に重要な役割を果たすと言えます。
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