カブトガニの血が多くの人の命を救っているらしい

2017年7月18日 20:18
カブトガニは2億年以上前から生き続けている動物で「生きる化石」と呼ばれます。
日本ではかつて瀬戸内海などでよく見られる生き物でした。
現在は環境汚染によって個体数が減っています。
このためカブトガニは絶滅のおそれがあるとても珍しい生き物なので天然記念物ですが
実は海外では普通に食材として食べられています。
カニとは言いますが甲殻類ではなく
どちらかというとクモに近い生き物で殻を割って中にある卵を食べます。
日本人の口には合わないと感じる方が多いようですが......。

さて、こんなカブトガニですが、院類にとってなくてはならない存在です。
なぜならカブトガニから採取される血液は細菌汚染試験に利用されており
医療現場で人間の命を沢山救っているからです。

カブトガニの血液は薄い青色をしています。
体内に酸素を運ぶ時にヘモグロビンに含まれる鉄ではなく銅を利用しているので
淡い綺麗な青色をしているのです。

そしてこの血液は細菌内毒素と反応し、もしも汚染されていた場合には
凝固しゲル状の物質となって閉じ込めます。
この感度が非常に高いためLAL試験に利用されます。

毎年アメリカのデラウェア湾を中心に500,000匹もカブトガニが捕獲されます。
これはすべて血液を採取されるためです。
しかしこのカブトガニは殺されてしまうわけではありません。
捕まったカブトガニから貰う血液は死に至らない30%程度。
そして献血が終わったカブトガニは捕獲場所から70マイル程遠くへと戻されます。

カブトガニは現代医療にとって欠かすことができない存在なのです。
個体数を減らさないために、工夫がされているのですね。
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